エリカ

エリカはヨーロッパや南アフリカに分布する低木の一種です。カルーナとともにヒースやヘザーと呼ばれており、その名の方がよく知られているかもしれません。イギリスにも多く自生しており、一昔前まではホウキや屋根を葺く材料として、現在もスコッチの香りの原料や蜜源植物として利用されています。

私たちが庭で見るのはヨーロッパ産の種、園芸品種で、南アフリカ産の種は、とても華やかなのですが、寒さには弱く鉢花として売られています。

エリカはカルーナ類も加えると、雪解け直後に開花する品種から秋に開花する品種まであるとても珍しい花木です。また、黄金葉の品種や紅葉のきれいな品種もあるので、開花期間以外もなかなかきれいです。大規模な公園などでは、品種を組み合わせるとずっと咲いているので、変わった葉色も入れ込んだ植栽が見られます。

エリカは、北海道にとって良い材料だと思うのですが、特別に寒さに強いとは言えず、地方によっては植栽可能な種類が限られます。

エリカ カルネアという種は有名で寒さにもとても強いです。他に、ウァガンスやキネレア、テトラリクスなども強いです(カルーナも寒さに強い)。購入する際は、品種のことも少し気にすればよいでしょう。

エリカは乾燥は嫌いますが、水はけの良い場所でないと育ちません。また、ツツジ科らしく酸性土壌を好むので、ピートモス(無調整、B級程度)を使って土づくりされることが多いです。

花が終わった後(直後が望ましい)に軽く刈り込むときれいに形が整います。積雪遅く、寒風の当る場所では、むしろや防風ネットなどで防寒対策をとると安全です。雪蒸れを起こすこともありますが、その枯れた部分をきれいに除くと、意外と早くに回復します。

家庭でも全然植えられますが、ある程度大きな面積に植えた方がそれらしく見えます。また、カラーリーフプランツとして寄せ植え材料にも使われています。

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