高山植物・山野草

今回はざっくりとしたタイトルです。
一昔前は高山植物や山野草を鉢植えで育てることは、
結構ポピュラーな趣味であったと思います。

今でも愛好家のグループがあり、展示会などを開催されています。
ただ、愛好家も高齢化が進み、時代の変化を感じさせます。

鉢植えで高山植物を育てるには、ある程度高度な技術が要求されます。
まだ、それぞれの特徴を把握しないと枯らしてしまうことになります。
まあ、そこが愛好家の楽しいところだったりするのですが。

難しいと言っても、北海道ほど高山植物栽培に適した土地は
絶対にありません。
細々とでも続いてほしい園芸の分野ですね。

高山植物は火山レキや赤玉土、腐葉土を主な用土として使用します。
(ツツジ科では無調整ピートを少量使用することもあります)
一般の草花と違い、極めて排水性を重視した、また清潔な用土を使用します。
肥料も与えますが、やり過ぎてはいけません。
大きくなりすぎると風情を失うからです。
また、一般に鉢植え植物では「真夏に鉢に日光を当てるな」と言います。
それは、鉢の温度が上がると(かなり暑くなります)、その植物の
適温から大きく上回ってしまうだけでなく、土中の微生物の働きが活発になって
土中の酸素が大量消費されるからです。そうなると、植物の根は高温の直接的な被害に加えて
酸素不足による被害も受けて根を腐らせてしまいます。
高山植物はその典型的なもので、鉢の温度を上げてはいけません。
だから、発泡スチロールの容器で囲んで温度上昇を防止したりもします。
さらに、素焼き鉢や駄温鉢のような鉢を通して水分が蒸発するような器も使用します。
(水が蒸気になる時に気化熱を奪うので、鉢内温度が下がります)

なかなかとっつきにくい分野ですが、もし少しでも興味がおありでしたら
やってみてはいかがでしょうか。

ミヤマノギク(北海道に自生)
紫色のデージーのような花ですが、同じキク科でErigeronです。
ある程度赤玉土のような保水性のある用土を混ぜて使用します。
アブラムシにとても弱いので注意し、植え替えは確実に毎年やらなくてはなりません。
近縁のミヤマアズマギクがよりメジャーな存在です。
miyamanogiku

エゾウサギギク(北海道に自生)
名前からしていかにも北海道の花です。これも保水性が必要で、植え替えも必須です。
ezousagigiku

ヒダカソウ(北海道に自生)
意外と簡単です。
DSCN0051

レブンソウ(北海道に自生)
礼文島のみに自生するマメ科の植物で、エゾオヤマノエンドウやリシリゲンゲの仲間です。
他種と比較して、大変たくましい種類です。火山レキに腐葉土などを混ぜた用土を使用します。
DSCN6392

プルサティラ モンタナ
洋種です。ツクモグサの仲間で、セイヨウオキナグサの仲間でもあります。
下向きに黒紫の花が咲きます。
DSCN0030

サキシフラガ
洋種です。クモマグサの仲間で海外では多くの園芸品種がつくられています。火山レキ単用または
保水性ある用土を少量使用します。中性の用土を好みますので、PH調整することもあります。
DSCN0056

« »