プンゲンストウヒ

プンゲンストウヒは道内では各地の公共公園などで使用されており、
名前は知らなくても見たことはない人はいないぐらいおなじみの針葉樹です。

新葉は銀灰色をしていて(あまりそうならないものもありますが)、
本州の方からみれば異国情緒たっぷりの、いかにも北国らしい樹木と言えます。

寒さには非常に強く、道内全域で植栽することができます。
自然樹形がとても美しく、きれいな円錐形となります。
一方で、高さは20mほどにもなり、樹幅も広いことから
植栽するには十分なスペースが必要です。
きれいな円錐形を保つためには、剪定しない方が良いですので
(剪定できないわけではありませんが)、広葉樹以上に20~30年後の姿を予想して
植え込むことが大切です。

樹形もさることながら、
春~秋、そして冬の間も、葉を落とすことなくどっしりと構えていますので、
シンボルツリーとしての使い方もされています。
他の樹木によって被圧されると形が崩れて、その良さを生かさないことになりますので、そのような使い方は理にもかなっています(表の写真のプンゲンスも被圧されています)。

公共スペースでは、そのほとんどで下枝が切られています。
(防犯上のため)見通しを確保する、芝刈りなどの管理がしやすいように、
などの理由があると思われますが、地面に這うように下枝の伸びる姿が本来のものです。

プンゲンストウヒは海外で品種改良がおこなわれ、いろいろな品種が作られています。
その中には、あまり大きくならないわい性品種も作られており、
20年かけて数メートル伸びるようなものもあります。
庭があまり大きくない場合は、わい性品種の植栽を検討されると良いと思います。


ヒースガーデンに植えられたわい性の品種。「グロボーサ」「グラウカ コンパクタ」などいくつかの品種が流通している。

プンゲンストウヒに限らずコニファー類は,
北国を代表する樹木の一つであることは間違いありません。
せっかく使うのでしたら格好の良い姿をみなさんに見てもらいたいものです。


植えられたばかりのもの。根が回復するまでには3年、4年とかかるので、
しばらくは生育緩慢となるかもしれないが、気長に待ちます。


アカエゾマツの並木。道路沿いに列植するとすっきりしたラインが出来上がります。

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