エキナケア

最近、多くの庭で使われつつある人気の高い宿根草です。
プルプレア(Echinacea purpurea)という種の園芸品種が最も知られ、海外から輸入されています。その多くはメリクロン苗(組織培養によって作られた苗で、種子から作ることができません)で、宿根草の苗にしては高価なのですが、花の減る晩夏に咲くこと、開花期が長いこと、花後の姿も楽しめること、寒さにも非常に強いことなども人気の理由と思われます。
プルプレアの他に、花びらが繊細なテンネッセンシスや黄色のパリダなども使われています。

(エキナケア プルプレア)

今回、エキナケアを紹介したのは、エキナケアの特集をした雑誌が目の前にあったからなのですが、もう一つ理由があります。
エキナケアと言えば、ドライガーデン(日本の枯山水庭園ではなく)が思い浮かばれます。
雑誌やネットを見る方は、イギリスのドライガーデンやグラベルガーデンをご存じでしょう。
イギリスは降水量が非常に少なく(北海道の半分弱)、植栽場所や設備の状況によっては、植物の水不足は深刻な問題であったろうと想像できます。結果的に、乾燥に強い植物で構成するようになり、それらがドライガーデンとして発展したのでしょう。
北海道では、そこまで水不足になることは少なく、イギリスのようにドライガーデンという庭が自然に成立する環境ではないと思います。
ただ、植栽場所の土壌条件や周囲の環境条件(例えば、乾きやすい黒ボク土が多い、アスファルトやインターロッキングに囲まれている、日当たりがとても強い)によっては、大変な乾きに悩まされることがあるようです。

しかし、悩みがある時は個性を出すチャンスでもあります。こういう時こそ、イギリスのドライガーデンが参考になります。ドライな環境を好む植物で構成された庭や花壇は周囲とは違う個性的なものにきっとなるでしょう。そして、合理的な要素も含まれていることは説得力をさらに増すことでしょう。
設備を投資して、また頑張って働いて解決することもあると思いますが、不利な要素を逆手に取ることを考えてみることもおすすめします。特に公共スペースにおいて強く感じることです。お金がないのなら、無いなりのことを考えてもらいたいものです。デザインと効率性の両立は不可能なことではないと思います。

エキナケアの写真を見て、
ふとこれらのことが頭に浮かび紹介とさせて頂きました。失礼しました。

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