アマリリス

アマリリスが北海道の花かといわれると「まあ違う」というところですが、
現在、事務所で開花していますので取り上げました。
アマリリスは、南米に原産している非耐寒性の球根植物です。

多くの方にとっては、冬~春にかけてホームセンターで販売されている
大きな花を咲かせる種類がおなじみかと思います。
(水をやるだけで花が咲く!とのうたい文句で売られています)
すごく大きくて、まん丸な花が多いですね。
これらはオランダで育成された品種群で、船で遠路はるばる日本へやってきた
アマリリスになります。

一昔前に比べると、少しすたれてしまった存在かもしれませんが、
最近は、小型の品種も増え、選択肢が増えたようにも感じます。

写真のピンクのアマリリスは「フェスティバルピンク」という品種で、
国内で品種改良されたものです。
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人工照明下で撮影したので、本来の色は出ていませんが、
かすれがかったようなピンク色で、うるさい色ではありません。
花も小さく、花茎も細く長く伸びているので、大輪系よりも
スマートな草姿です。
トランペット型の横顔も、よりスマートに見せています。
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球根も小さく(大輪系と育種親が全く異なるからです)、
分球が盛んなので球根が増え、多くの花茎が立ち上がるわけです。
6号(直径18cm)の鉢に花茎は9本立ちあがっています。

年配の方でしたら、昔から日本にある朱色のアマリリスをご存知かもしれません。
国内で育種された、いわゆる在来系品種で、日本の雨量の多さに耐えるように、
また盛んに分球して増やせるように考えられた品種でした。
写真の品種は、在来系に近い性質です。
(初夏~晩秋はずっと屋外に置いていました)

オランダの品種は「室内で栽培する」ことを前提としているため、
雨に弱い品種が多い傾向にあります。
個人的な(大輪系が好きでないです)感想ですが、オランダの大輪系品種は
豪華さを除けば「どうしようもない」性質の持ち主だという印象です。

「売れない」のだから「すたれてしまう」のも仕方がないのですが、
大輪系一辺倒でなければ、もう少し「隠れファン」を作れたかもしれません。

小輪で落ち着いた花が好みの方でしたら、小型のアマリリスをおすすめいたします。
性質の優秀さでは、大輪系と一ケタ違うくらいの差があるのですから。
具体的には記載できませんが、ネットで検索すると「今までと違う」アマリリスに
出会うことができるはずです。

下の写真は、品種「グリーンレディ」。
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